第2回日本アイスランド学生外交会議 In Japan 日本側報告(簡易版)


■親善事業
分科会
アクティヴィティ
市民フォーラム




親善事業

今回が初めての日本開催ということもあり、多くの方々に歓迎していただいた。
特にアイスランド大使夫妻、日本アイスランド友好議員連盟が主催してくださったレセプションでは多くの市民、国会議員の方と語り合うことができ、メンバー一同励まされることも多かった。国会議事堂、外務省などへの訪問では、日本の政治行政システムへの理解を深めることが出来た。


○■ 交流イベント ■○
日本アイスランド学生外交会議アイスランド側来日記念イベント
「アイスランドの学生としゃべろう!@アイスランド大使館 〜春休みの思い出企画〜」

私たちメンバー以外の日本人にも、遠くアイスランドからやってきた学生と交流を深めてほしいという願いが実現したのがこのイベントだ。メンバーと参加者あわせて30 人以上の予想以上に大きな会になった。
まず、大使秘書長谷川明子さんの通訳のもと、シグフスソン大使より挨拶をいただき、日常の大使館業務や日本アイスランド関係の足跡を話していただいた。
休憩をはさみ、アイスランドの学生がパワーポイントを使ってアイスランド紹介を行った。テーマはアイスランドの基本情報、政治、経済、歴史、教育制度、自然と広範におよび、あまり知られていないアイスランドのシステムを聞ける貴重な機会となった。
最後のプログラムはこのイベントのメイン企画、アイスランド人との対話であった。まずはアイスランド人がカラスという歌を全員で披露、そして、会場からの質問を募った。アイスランドの学生の様子は?日本人は受験の時は必死にがんばるが、大学に入るとだらけてしまう、アイスランドはどうか?や学生の立場から見たアイスランド経済の現状と将来の予測、アイスランドウールに関する質問、環境問題、そして漁業に関する質問などさまざまな質問がアイスランド人に投げかけられた。7名のメンバーは歴史や経済、政治学、経営学、漁業などそれぞれ得意分野で率直に生の声を聞かせてくれた。アイスランドウールについての話が印象的であった。日本では時代とともに着物がすたれ、若い人の着物離れが進んでいるがアイスランドの伝統的ウール製品はどうか、という問いに対し、アイスランドウールはいまだすたれることなく、手袋や帽子や、セーターなどさまざまな衣類に使われていて、若い人も好んで使っている、アイスランド人は老若男女編み物が得意で、アイスランドウールは特別だという想いを持っている。国の文化として誇りに思っているから、これからもすたれることはないだろうという力強い意見が出た。一方着物はどうだろうか。近日の和ブームが新しい着物のあり方を生み出した。国際化が進む一方、世代を超えて国固有の物を大切にしていく心は万国共通のものではないかと感じた。
イベント終了後は、大使夫妻のもてなしを受けながら、立食形式でおのおのアイスランド人やアイスランドに関心のある日本人、また仕事を終えた大使館職員の方や日本で学ぶアイスランド人学生が懇談の場を持ち、交流を深めた。


○■ 国会議事堂見学 ■○
4月1日、国会議事堂の公式訪問を行った。アイスランドが一院制なのに対し日本では二院制の形態をとるように、アイスランドと日本の政治形態は異なる。それ以外にも、天皇の存在など様々な違いがある。アイスランド側メンバーはそれらに対する関心が強く、ガイドの説明に熱心に耳を傾けていた。


○■ 日本アイスランド友好議員連盟主催レセプション ■○
国会議事堂訪問の後、日本アイスランド友好議員連盟主催のレセプションが憲政記念館で開かれた。国会中にも関わらず、多くの議員のご参加をいただき、また、インギムンドル大使や河合前大使にも来ていただいた。土屋品子衆議院議員(同連盟事務局長)からは、同連盟の活発な活動についての説明があり、インギムンドル大使からは、同連盟、IJCE の活動がアイスランドと日本の両国の関係を促進しているというお言葉をいただいた。レセプションは立食形式で議員と学生の活発な交流が行われ、IJCE の活動理念の一つでもある、文化外交(官民一体となったアイスランド・日本間の交流)の必要性も話題に挙がっていた。そして、最後に記念撮影を行った。


○■ 外務省訪問 ■○
メンバー全員で外務省を訪問し、市川西欧第二課長、国際経済第一課の隅田事務官、西欧第二課の岡林明子さんにお話を伺った。
市川西欧第二課長からは、北欧諸国との協力は、日本にとって非常に重要であるとのお話があった。現に今年の五月、スウェーデンにおいて日本と北欧諸国は、高齢化社会についてのセミナーを共同開催するそうである。こちらからもアイスランド側メンバーが日本滞在の感想を述べつつ、日本の政治、経済、外交などについて疑問に感じていたことを質問させていただいた。中でもアイスランドは水素エネルギーの普及において世界をリードしていることから、経済と環境の両立に関して詳しくお話を伺った。日本においても経済発展と環境保全を両立させるために、燃料電池車の販売など企業による様々な取り組みが行われており、そのような取り組みを、政府や自治体がいかにしてサポートしていけるかが課題であるとのことだった。その他にも日本の安全保障理事国入りに対するアイスランドの支持や、日本のアジア各国との地域協力についてなど、多岐に渡ってお話を伺った。
その後、外務省内を案内していただいた。大きな建物内に数多くの課が存在していることや、厳重な警備が実践されていることなど、アイスランドの外務省との違いを強く感じた。何よりも外務省職員の方々が、お忙しいにも関わらず私たちメンバーを非常に暖かく迎えてくださったことが、とても印象的だった。
将来、アイスランド側メンバーの誰かが政府関係者となり、再び日本の外務省を訪問することを期待したい。




>>Back
(C) Iceland-Japan Cultural Exchange(IJCE)2001-2007